AIが担う高齢者の見守り

8月1日より、島根県出雲市でAIを活用した高齢者の見守り電話サービスの実証事業が開始されます。

>>出雲市、AIで高齢者の見守り電話サービス(WAM NETニュースより)

これまでケアマネが担っていた高齢者への電話による聞き取りをAIに任せ、ケアマネは本来業務に専念できるようになることが期待されているとのことです。

私が介護保険に関わり始めた10数年前、冗談半分で「将来は人に介護されるか、ロボットに介護されるか選ぶようになる」と話していました。

介護ロボットは一部で導入が進んでいるものの、まだまだ普及しているとは言い難い状況です。しかし、この「AIによる見守り」は大いに普及する可能性があるのではないでしょうか。

これまで地域の見守りを担っていた民生委員さんは、なり手不足から欠員が生じており、欠員でなくても見守り対象世帯の増加やここ数年の猛暑や感染症への対応など、従来どおりの見守りは難しい状況です。

さらには地域によっては介護サービスを利用したくても、担当してくれるケアマネが見つからない「ケアマネ難民」問題が生じるなど、ケアマネの不足も深刻な問題です。

これらの問題がAIですべて解決する、というわけではありませんが、AIやロボットに任せられることは任せて、人間でなければできないことに特化していくことは、介護に限らず全業種で至上命題といえるのではないでしょうか。

AIやロボットの導入には賛否両論ありますが、現場はもはや待ったなしの状態です。怖がらずに使えるものは積極的に使っていく姿勢が求められています。