成年後見制度を利用するとお金が自由に使えない?

成年後見制度についてご相談を受けていると、こんな不安を口にされる方が多いです。

「後見人がつくと、自分のお金が自由に使えなくなるんじゃないか?」
「欲しいものも買えなくなりそうで不安です…」

たしかに、そう感じてしまうのも無理はありません。しかし成年後見制度は「自由を奪うもの」ではなく、「その人らしい生活を守るための支え」になる制度です。

今回は、その不安を少しでも解消できるよう、わかりやすく解説していきます。

成年後見制度とは?

成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などの理由で判断能力が十分でない方が、不利益を受けずに安心して生活できるようにサポートする制度です。

大きく分けて3つの類型があります。

  • 後見:判断能力がほとんどない方
  • 保佐:判断能力が著しく不十分な方
  • 補助:判断能力が不十分な方

それぞれの状態に応じて、サポートの内容も異なります。

お金は自由に使えなくなる?

成年後見制度を利用すると、財産管理は原則として後見人が行います。ただしこれは「本人が不利益を受けないようにする」ためであり、「本人の自由を制限する」わけではありません。

たとえば、次のような支出は「本人の福祉に資するもの」として認められることが多いです。

  • 衣類や日用品の購入
  • お菓子や嗜好品の購入
  • 旅行や外食
  • 趣味や娯楽に関する支出

もちろん過度な支出になって本人の生活に影響を及ぼすような場合には、一定の制限をすることもありますが、大切なのは「本人にとって必要か」「本人の生活に役立つか」という観点です。

本人の意思を大切にする制度

成年後見制度は、ただの「管理」ではなく、「支援」が目的です。家庭裁判所の監督のもとで、本人の意向をできる限り尊重しながら対応が行われます。

たとえば「旅行に行きたい」「趣味を続けたい」といった希望があれば、後見人はその希望を叶えるためにどうすればいいかを一緒に考えます。

不安があるときは専門家にご相談を

成年後見制度はまだまだ一般的なしくみとは言えません。利用にあたって、不安や疑問を抱えるのは当然のことですし、難しく感じることもあるでしょう。そんなときには専門家に相談することで、安心して判断することができます。

当事務所では、福祉ひとすじ17年の行政書士・社会福祉士が制度の説明や利用サポートを丁寧に行っています。お気軽にお問い合わせください。

まとめ

成年後見制度は、「自由を奪う制度」ではありません。むしろ、その人らしい生活を支えるための制度です。

正しい知識とサポートがあれば、不安を和らげながら、安心して利用することができます。ご本人やご家族が少しでも前向きに制度を活用できるよう、しっかりサポートいたします。

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